「癒しの子育て」「親育ち」をアドバイス ぴっかりさんのすくすく道場

216.2歳になる少し前から、急に、極端な人見知り(?)が

ミンミンゼミさんからの相談 2歳2カ月の男の子

2歳になる少し前頃から、極端に人見知りをするようになりました。人見知りというか、警戒心が非常に強いという印象を受けます。
もともとやや警戒心が強く、お友達と関わったりすることに積極的ではない子でしたが、それでも以前は遊びに来たお友達と同じ空間で遊ぶことができたり、お気に入りのおもちゃを差し出す場面も見受けられていました。
ところが、ここ数カ月、お友達と一切関われなくなりました。通いなれた児童館も、お友達がたくさんいると固まってしまい、私に抱きついて離れません。おもちゃで遊んでいても、お友達が寄ってくると顔を能面のように強張らせ、動かなくなってしまいます。場所が自分の家であっても、同様です。ずっと私にしがみついてお友達との関わりを一切避けてしまいます。
あまりにも強張った顔をしているのを見ると、児童館などに無理に連れ出すのは可哀そうなことをしているのではないかと不安になってきます。
そのうち時期が来ればおさまってくるのでしょうか? それまでお友達を無理に関わらせず、私と二人の生活を中心にしてあげたほうが息子にとっていいのでしょうか?
ちなみに、現在妊娠中です。人見知りが強くなったことと妊娠も多少関係しているのでしょうか…?

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ぴっかりさんからのアドバイス

人見知りとは

赤ちゃんが、ママや親しい人以外の人を極端に怖がるようになるのが、“人見知り”ですね。これは、赤ちゃんが周りの状況がはっきり理解できるようになり、自分を日常的に守ってくれる人と、そうでない人が区別できるようになるためだと思われます。

時期的には、生後6〜10カ月ぐらいになる子が多いのではないでしょうか。ただ、人見知りの時期は個人差が大きく、生後4カ月ぐらいから始まる場合や、お誕生日過ぎまで続くケースもあります。その程度も、子どもによってまちまちです。

自我の成長期

相談のお子さんの年齢からすると、赤ちゃんの人見知りとは違うようですね。2〜3歳の子どもは、ママべったりの状態から、「お友だちとの関係を深めたい」という気持ちが自然に育っていく時期。ママのもとを離れて行動する場面が増えてきます。

ところが、「ママのことを離れたい」という自然な成長欲求が出てくると、「ママと離れるのは寂しい、不安だ」という正反対の気持ちも大きくなってきます。そういった未練を断ち切るために、わざと反抗的な態度をとることも増えてくるのです。

中には相談のケースのように、ママに対する未練を、ストレートに表現する子どももいます。ママに不安を訴えたり、甘えたりすることにより、ママと離れる準備をしているのですね。ちっとも変な行動ではないので、安心してください。

接し方のコツ

子どもはママの変化に敏感なので、妊娠はおおいに関係がありそうです。「お兄さん
になる」ということも、赤ちゃんにママを明け渡し、ママと離れるという方向性があります。そういう時期であることを、子どもは本能的に理解するものです。

相談者のおっしゃるとおり、こういった様子は一時的なものであり、時期が来れば自然に収まってくるもの。ですから、あまり心配しなくても大丈夫です。無理に自立させようとすると、かえって不安が増してしまい逆効果になりそうです。

「お友達が怖かったら、ずうっとママにくっついていていいよ」ぐらいの感じで接してあげた方が、安心感が増し、時期が来れば、着実にママから離れていけるようになるはずですね。

「友だちに慣れさせるために、児童館へ行かなくちゃ!」と無理する必要はありません。でも逆に、「絶対連れていかないぞ!」と頑張る必要もないかも。たまには連れていってあげて、ママへの未練を確かめる時間をつくるのも、悪いことではないかもしれませんよ。

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