ヘルパンギーナ
- どんな症状?
- 咳・鼻水のような前ぶれがなく、突然39~40度の高熱が出ます。のどが真っ赤になり、いわゆる「のどちんこ」の両わきに白くて小さな水疱ができます。水疱は2~3日でつぶれて潰瘍(かいよう)になります。ひどくしみるため、だ液を飲み込むこともできなくなり、よだれが多くなったり食欲が落ちたり、吐きやすくなることも。熱は1~4日で下がりますが、潰瘍は治るまでに1週間ほどかかります。
- 原因は?
- ウイルスが原因になって起こる、夏風邪の一種です。くしゃみ、咳による飛沫(ひまつ)を吸い込んだり、便に触った手からウイルスが口に入り、うつります。
- 家庭でのケアは?
- ウイルスが原因のため病気そのものを治す薬はありませんが、熱が高い場合には解熱剤が処方されます。発熱やのどの痛みにより食欲が落ちます。水分補給に気をつけて、赤ちゃん向けのイオン飲料や麦茶、白湯、薄めたスープなどをこまめに飲ませましょう。赤ちゃんが哺乳瓶を嫌がるようなら、スプーンやストローを使うなどして少しずつ与えてみるなど工夫を。痛みのため水分がとれない場合には、脱水症状を起こさないよう点滴による水分補給をしてもらいましょう。
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