ノロウイルス胃腸炎

どんな症状？: 年間を通じて発生しますが、流行するのは特に冬季に多く、腹痛、嘔吐、下痢、発熱などの症状が見られます。比較的症状は軽く、１～２日で治りますが、その後１週間くらいは便にウイルスが排出されるので、トイレや排泄物処理のあとはしっかり手洗いをしましょう。
原因は？: カキなどの二枚貝に多く見られることがあり、そのような貝を生や不完全な加熱処理で食べると食中毒となります。また、このウイルスを持った人の便や嘔吐物から人の手などを介して感染したり、その便や嘔吐物が乾燥して舞い上がり、空気感染することもあります。
家庭でのケアは？: 速やかに小児科を受診したうえで、水分と栄養の補給を十分に行いましょう。予防策としては、トイレの後はしっかり手洗いをする、感染者の排泄物の処理の際は手袋、マスクを着けて処理をする、カキなどの二枚貝を食べるときは十分に加熱する、食器、調理器具等は85度以上の熱湯で１分以上加熱消毒する、などを心がけてください。