日本脳炎

どんな症状?
4~2週間の潜伏期間の後、高熱が出ます。また、同時に頭痛や嘔吐(おうと)、手足のけいれん、意識がなくなるなどの症状があらわれます。熱が下がれば回復に向かいますが、症状が出た人のうち20~40%が死に至るといわれており、特に赤ちゃんは亡くなる危険性が高いため注意が必要です。また、命が助かっても30~70%の人に知的障害や運動障害などの後遺症が残る場合があります。
原因は?
日本脳炎ウイルスの感染により、脳が侵(おか)される病気です。ブタなどの動物の体内でウイルスが増殖された後、そのブタを刺したコガタアカイエカが人を刺すことでウイルスがうつります。
家庭でのケアは?
急性期(症状が強い時、病気の勢いが強い時)は、病院での治療が必要になります。特別な治療法はないため、隔離して対症療法をおこなうしかありません。副反応が疑われるため予防接種は中止されていますが、日本脳炎の流行地域へ渡航する際には接種を受けることも可能です。
また、家庭では予防が重要になります。外出時には長そで・長ズボンを着せるなど、ウイルスを媒介する蚊に刺されないための対策も大切です。
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