髄膜炎

どんな症状?
風邪、おたふくかぜ、麻疹(はしか)、風疹などにかかった後に合併症として起こる場合があります。高熱や嘔吐、頭痛などの症状があります。ぼんやりしたり大声を出すといった意識障害があわられたり、赤ちゃんの場合は不機嫌になってぐずったり、泣き声が甲高くなったりします。
まだ大泉門(前頭部にある頭蓋骨のすきま)が閉じていない赤ちゃんは、その部分がパンパンにはれることが診断の助けになります。
原因は?
脳の表面をおおっている髄膜に細菌やウイルスなどが感染し、炎症を起こすことが原因です。また、脳そのものに炎症が起きた場合には脳炎といいます。ウイルス性の髄膜炎は軽い症状ですみますが、細菌性の場合にはできるだけ早く治療を始めなければ命にかかわることがあります。
家庭でのケアは?
早期発見と早期治療が大切なので、高い発熱嘔吐、機嫌が悪くてぐずりっぱなしなどの症状がある場合にはすぐに小児科を受診しましょう。髄液をとって検査すればすぐに診断できます。また、ウイルス性の場合は髄液を抜くだけで症状が軽くなることがほとんどです。
細菌性の場合は抗生物質による点滴治療を2週間~1ヶ月ほど続けます。後遺症の心配はありません。
小児科医ユンタ先生のすこやかカルテの最新号がいち早く読める!
メールアドレス 規約に同意して
すこやかカルテトップページへ